「公共」を実験で考える(4) 個人間制裁の効果は限定的 立命館大学准教授 竹内あい - 日本経済新聞

社会的ジレンマ状況において、協力を高める方法を考えると、罰の導入という案が思い浮かぶでしょう。今回は、個人が自身の裁量で他人を罰する個人間制裁を紹介します。協力しなかった人を罰することが可能で、それを行う人がいるなら、人は罰を避けるために協力する傾向が高まるでしょう。一方で、罰を受ける側に損失が生…